北朝鮮核問題

第3回目の米朝首脳会談

    1 名前: 名無し 2019-07-07 14:35:17 ID:4MWNlZDRh

    世界を揺るがした米朝首脳の南北非武装地帯での会談は、トランプ氏にとっては、ハノイ会談後の停滞を打ち破るのに必要だった。この衝撃会談は、米朝の「戦争」状態が実質的になくなることを意味する。しかし、実際の朝鮮戦争終結だけでなく、非核化が進まない中での経済制裁の段階的な緩和もあり得るため、北朝鮮による今後の核廃棄の見通しは不透明だ。
    歴史が動き出した瞬間
     「南北非武装地帯を米朝首脳が一緒に歩いて超す」という映像は、衝撃そのものだった。この映像そのものが事実上の「終戦宣言」にもみえる。おそらく今後何十年も繰り返され、2019年6月30日という日が振り替えられるのだろう。歴史が動き出した瞬間だった。
     「もうここは危険ではない」という金正恩氏の言葉は象徴的だった。トランプ氏の「あの境界を越えたことは素晴らしい名誉だ」「歴史的だ。世界にとって素晴らしい日だ」という発言もそんなに誇大表現ではないだろう。
     さらに、「南北非武装地帯での米朝首脳の握手」という映像だけにとどまらない。会談は当初トランプ氏がにおわせていた「わずか2分」(つまり「あいさつ程度」)だったはずが、50分を超える会議が行われた。つまり、事実上だけでなく、本当の終戦宣言の合意に向け、北朝鮮に米の連絡事務所の設置など具体的な動きに移っていくようにみえる。南北非武装地帯の韓国側施設で行われたことを考えると、韓国も加わった形での終戦への道筋が確認されたのかと想像する。
     失敗できない外交
     トランプ大統領にすれば、この「北朝鮮外交」という成果を絶対に失敗したくなかったはずだ。北朝鮮との関係に風穴を開けたことは、これまでの外交上の最大の成果である。アメリカ大統領として初めて北朝鮮の最高指導者と会い、北朝鮮を非核化の交渉の席に着かせたことは、2020年の大統領選で再選を目指すトランプ氏の絶好のアピール材料だ。それだけに、ハノイ会談後の現在の膠着状態は好ましくない。今回、「初めて北朝鮮の土地を踏んだ大統領」という新しい形容詞をトランプ氏が得たことで、国内外の懐疑派の声を抑えることにもつながる。

    2 名前: 名無し 2019-07-07 14:40:04 ID:4MWNlZDRh

    最大の隠し玉?
     トランプ氏の一存で物事が決まる「トランプ流外交」には危うさがつきまとう。今回の首脳会談を巡っても、「ツイッターでの思い付き」という見方もある。ただ、トランプ大統領にとって、そもそも金正恩氏との会談は、大阪でのG20サミット関連でのアジア訪問の最大の隠し玉だったのではないか。「あわよくば」という形だったかもしれないが、「シンガポール会談直後の状態」まで北朝鮮との関係を戻しておくには自分の任期を考えると、このタイミングがちょうどよかったはずである。
     G20サミットの機会に中国などの関係国と話し合った上で、北朝鮮に向かうことができたこともおそらく後押しした。
     G20サミットでのイランに対するトランプ氏の発言には、これまでの厳しさがなかった。国内にもかなり慎重な意見が少なくないイランへの圧力強化よりも、外交上の最大の成果である北を動かした方が得策とみたのかもしれない。そもそも、イランへの圧力強化で偶発的な紛争の可能性を考えると、北朝鮮との紛争の可能性の芽は摘んでおきたいところだ。
     今から考えると G20サミット前にトランプ氏から金正恩氏に送られた「親書」の内容は「DMZに行くので、よかったら会おう」だったのかもしれない。
     外交的な余波
     今回の突然の米朝首脳会談の実現の外交的な余波もかなり大きい。
     例えば、中国の習近平氏が具体的にどのようにトランプ氏に北朝鮮問題を持ちかけたのかの詳細はわからない中だが、習近平氏が直前に北朝鮮を訪問したこともあり、中国の仲介があったとすると、中国の庇護の必要性という北朝鮮の行動原理が再び明確になったのかもしれない。
     また、韓国の文在寅大統領が当初狙っていた北朝鮮とアメリカの仲介者としての役割も今回、復活した。これによって文大統領の国内外のイメージ回復もあるかもしれない。
     さらに、今回の突然の米朝首脳会談の実現は、「言葉にしたり、ツイートしたら、実際に行動してしまう」というトランプ氏のこれまでのイメージを追認した感がある。そのこと自体がイランへの脅威でもある。さらに、貿易交渉などの譲歩を狙うブラフのようなものであるとみられている日本の同盟関係の見直しについても「実際に行うかもしれない」という脅しにつながる。

    3 名前: 名無し 2019-07-07 14:43:08 ID:4MWNlZDRh

     不透明な今後
    世界に衝撃を与えたトランプ大統領と金委員長の南北非武装地帯での会談は、米朝の「戦争」状態が実質的になくなることを意味する。一方で、北がどれだけ核を諦めるのかは何とも言えないため、実際にどう進むかはまだ不透明である。非核化が進まない中での朝鮮戦争終結や経済制裁緩和が先に動いてしまう懸念は少なくない。
    「シンガポール後、ハノイ前」
     今回の会談で「シンガポール会談後、ハノイ会談前」の状況に戻ったというようにも解釈できる。そうするとこれからの実務者協議では、「シンガポール会談後、ハノイ会談前」と同じように、北朝鮮に「寧辺の核施設の廃棄と査察」以上のものがどれだけ具体的に出てくるかということが再び争点となる。核開発施設が集中する寧辺(ニョンビョン)などでの施設の解体とその抜き打ち査察を基準線に、さらには弾道ミサイル発射基地がある東倉里(トンチャンリ)の基地解体まではまずは期待できるのかもしれない。
     このあたりに対してアメリカは人道支援や南北共同事業の再開を認めるあたりで、対応していくのかと思われる。
     北朝鮮がさらに、これ以上の譲歩をどれだけ可能なのかがポイントとなる。北朝鮮が地下などに核保有するといわれる核兵器リストの提出と、それに対するアメリカ側のインテリジェンスのつかんだ情報との照合、さらには核廃絶のロードマップ提出などが行われた場合、アメリカ側は経済制裁から180度転換するだろう。経済支援のほうに少しずつ舵を取っていくほか、平和協定、不可侵条約などでアメリカ側は対応するとみられる。
     ただ、どうしても「北が核を放棄できるか」という最大の疑問にぶち当たってしまう。ハノイ会談で見た「北朝鮮は核を諦めない」という印象があまりにも強烈だ。
     とはいっても金正恩氏にとっては、ハノイ会談の二の舞は避けたいほか、「2021年以降トランプ氏以外の政権がアメリカに発足するよりは現政権と話を進めた方が得策」と思っている節がある。
     日本としては、米朝の協議が進んでいくのを引き続き注視していく必要があるのは言うまでもない。「前提条件を付けない」とハードルを下げておきながら、非核化の機会が出た段階で、非核化支援と引き換えに積極的に拉致問題の協議を進めていくべきだろう。

    4 名前: 名無し 2019-07-07 15:08:37 ID:4MWNlZDRh

    大阪でG20サミットに出ているトランプ米大統領は明日6月30日に韓国に移
    動し、北朝鮮との境界線である板門店まで行くが「その時に金正恩に挨拶したい、
    金正恩がこのツイートを見ているなら明日板門店まできてくれ」と先ほど(6月
    29日朝)ツイートした。トランプは、急に思いついたように演じているが、
    これは周到に準備された話に違いない。金正恩は明日、板門店に来る。3回目の
    米朝首脳会談が電撃的に行われる。
    数日前、韓国の文在寅大統領が、米朝首脳会談の準備が進んでいると漏らしてい
    る。その前には、米朝首脳が書簡を送り合ったり、習近平が平壌を訪問したり、
    金正恩の妹である金与正がソウルを訪問したりしている。これらの流れから見て、
    米朝はかなり前から明日の板門店での首脳会談を準備してきたようだ。

    5 名前: 名無し 2019-07-07 15:11:12 ID:4MWNlZDRh

    過去の2回の米朝首脳会談は、シンガポールとハノイという、北朝鮮から見ると
    外国で行われており、金正恩の暗殺防止策など、「隠遁国家」である北にとって
    煩雑な事前の準備が必要で、話が大掛かりになっていた。今回の会談場所は北の
    一部である板門店なので、北は面倒な事前の準備をせずに電撃的に開催できる。
    トランプにとっても、直前まで首脳会談を秘密にできるので、北を永久に敵視し
    たい軍産(永久に対米従属したい同盟諸国)に邪魔されにくい利点がある。

    これまでの2度の米朝首脳会談によって、韓国と北朝鮮が和解する流れが進み、
    板門店のまわりも地雷が撤去され、南北が経済交流を深める体制が作られてきた。
    だが、南北の経済交流は、北に資金が入るので国連安保理の対北経済制裁に抵触
    してしまう。米政府(在韓米軍)が、そのように判断して韓国に、北との経済交
    流の進展を禁止しているため、南北和解と経済交流が途中で頓挫している。経済
    交流が進まないと、北は核廃棄を進めないので、北核問題の解決全体が止まって
    いる。北はトランプに、国連の対北制裁を緩和してほしいと求めてきたが、トラ
    ンプは応じてこなかった。今回、トランプが金正恩との再会を決めたことは、
    トランプが国連の対北制裁の緩和に応じることにしたという意味だ。そうでなけ
    れば、北は再会談に応じなかった筈だ。


全部読む 最新50 1-100 掲示板トップ リロード



第3回目の米朝首脳会談

    1 名前: 名無し 2019-07-07 15:03:09 ID:wZjk1OWIw

    世界を揺るがした米朝首脳の南北非武装地帯での会談は、トランプ氏にとっては、ハノイ会談後の停滞を打ち破るのに必要だった。この衝撃会談は、米朝の「戦争」状態が実質的になくなることを意味する。しかし、実際の朝鮮戦争終結だけでなく、非核化が進まない中での経済制裁の段階的な緩和もあり得るため、北朝鮮による今後の核廃棄の見通しは不透明だ。
    歴史が動き出した瞬間
     「南北非武装地帯を米朝首脳が一緒に歩いて超す」という映像は、衝撃そのものだった。この映像そのものが事実上の「終戦宣言」にもみえる。おそらく今後何十年も繰り返され、2019年6月30日という日が振り替えられるのだろう。歴史が動き出した瞬間だった。
     「もうここは危険ではない」という金正恩氏の言葉は象徴的だった。トランプ氏の「あの境界を越えたことは素晴らしい名誉だ」「歴史的だ。世界にとって素晴らしい日だ」という発言もそんなに誇大表現ではないだろう。
     さらに、「南北非武装地帯での米朝首脳の握手」という映像だけにとどまらない。会談は当初トランプ氏がにおわせていた「わずか2分」(つまり「あいさつ程度」)だったはずが、50分を超える会議が行われた。つまり、事実上だけでなく、本当の終戦宣言の合意に向け、北朝鮮に米の連絡事務所の設置など具体的な動きに移っていくようにみえる。南北非武装地帯の韓国側施設で行われたことを考えると、韓国も加わった形での終戦への道筋が確認されたのかと想像する。
     失敗できない外交
     北朝鮮との関係に風穴を開けたことは、これまでの外交上の最大の成果である。アメリカ大統領として初めて北朝鮮の最高指導者と会い、北朝鮮を非核化の交渉の席に着かせたことは、2020年の大統領選で再選を目指すトランプ氏の絶好のアピール材料だ。それだけに、ハノイ会談後の現在の膠着状態は好ましくない。今回、「初めて北朝鮮の土地を踏んだ大統領」という新しい形容詞をトランプ氏が得たことで、国内外の懐疑派の声を抑えることにもつながる。


全部読む 最新50 1-100 掲示板トップ リロード



スレッド作成





管理者へ問い合わせ